🀄 高齢者施設向けゲーム学習MVP
2週間チェックリスト+配布戦略
老人ホーム・デイサービスの「健康麻雀レク」を、タブレットWebアプリ+印刷教材で支援する教材を2週間で作り、無料体験パイロットまで持ち込む実行計画。スマートグラスは使わない(理由は下記)。
📅 期間: 2026-08-10(月) 〜 08-23(日) の14日間
🎯 ゴール: 教材完成 + 5施設打診 + デモ訪問1件獲得
💾 チェック状態はこの端末(localStorage)に保存
🔍 5系統エージェント調査(市場・エビデンス・資産)に基づく
📊 進捗ダッシュボード
チェックはこの端末のブラウザに自動保存されます(共有PCでは他の人と混ざるので注意)。
全体進捗0 / 0
🧭 最短アプローチ — 3原則
「2週間で製品を作る」を成立させるのは、作らないことを決める判断。調査(コード資産・市場・エビデンス)から導いた原則は3つ。
① グラスは売らない、Webを配る
スマートグラスは老眼ゲート(C-2)未通過で9月のGo/No-Go待ち。80歳以上のスマホ利用率は18.7%で、現場は「職員が進行しタブレットを配る」のが実態。タブレットWeb+印刷教材が最短。グラス版はパイロット実績後の上位商品に回す。
② エンジンは書かない、UIだけ書く
点数計算(score.js)・シャンテン(shanten.js)・推奨打牌(advisor.js)・牌画像34種・クイズ雛形(agari-demo)は全部リポジトリに実在し、テストは全PASS。2週間の工数はほぼ全て「高齢者UI+教材構造+営業キット」に投下する。
③ 麻雀を売り込まない、麻雀がある施設に売る
「麻雀ができる老人ホーム」は みんなの介護 検索だけで全国1,926件(空室946件・2026-08確認)。麻雀レクを既にやっている施設に絞り、訴求は認知症予防ではなく「職員が麻雀を知らなくても健康麻雀レクが回る」という職員負担軽減に置く。
再利用する既存資産(再実装ゼロ)
| 既存資産 | 状態 | MVPでの用途 |
docs-site/tenpai/score.js ほかエンジン一式 | テスト全PASS(門前限定・簡易符) | 点数計算・クイズの正誤判定の心臓部 |
crowdfunding/lp/src/tenpai/advisor.js | テスト済 | 「なにきる」練習のヒント・答え合わせ |
docs-site/tiles/ 牌PNG 34種 | 即使用可(CC BY 4.0 帰属表記要) | 大きな牌ボタンUI |
docs-site/agari-demo.html | 完全オフライン動作 | 役あて・点数あてクイズの雛形 |
docs-site/camera-ai.html + YOLOv8n ONNX | 実働(CDN依存あり) | カメラ牌認識オプション(Day 9・ストレッチ) |
src/scoring/cv_to_score.py(mahjong 2.0.0) | 36/36+槓符5/5 PASS | JS計算の正解値オラクル(開発時検証) |
tools/e2e-camera-ai.mjs(Playwright) | 実働 | E2Eテストの雛形 |
💡 製品の形: ①入居者向けゲーム学習アプリ(4レベル) ②職員用点数計算ツール ③印刷教材3点(進行台本・大活字点数早見表・役一覧)。この3点セットで「教材」として配布する。
⚠️ 非スコープ(2週間ではやらない): スマートグラス対応 / 副露(ポン・チー・カン)の点数計算(門前限定と明記して早見表へ誘導) / リアルタイム対局助言 / 対人オンライン対戦。
📐 Day 1-2: 製品定義・設計
初日で「何を作らないか」を紙1枚に固定し、2日目で骨格を動かす。ここが曖昧だと2週間で終わらない。
Day 1 8/10(月) — 製品定義を1枚に固定
Day 2 8/11(火) — アプリ骨格
🔨 Day 3-7: コア開発 (Week 1)
入居者向け4モード → 職員ツール → 印刷教材 → Week 1 検収の順。Day 7 のGO/NO-GOで週2の計画を確定する。
Day 3-4 8/12(水)-13(木) — ゲーム学習4モード
Day 5 8/14(金) — 職員用点数計算ツール
Day 6 8/15(土) — 印刷教材+進行台本
Day 7 8/16(日) — Week 1 検収
🏥 Day 8-11: 現場対応 (Week 2)
施設の現実(Wi-Fiが居室にない・入居者は自力操作できない・表現の法務制約)に合わせて仕上げる週。
Day 8 8/17(月) — オフラインPWA化
Day 9 8/18(火) — カメラ牌認識(オプション/ストレッチ)
⚠️ この日は丸ごとスコープアウト可能。Week 1 が遅れていたらここをバッファに使う。教材の価値はカメラなしで成立する。
💡 方式判断(2026-08-08 更新): 「アガリ牌を写真1枚撮る→VLM(ChatGPT等のマルチモーダルAPI)で牌を読み取る→点数計算はローカルの score.js」のAPI方式を第一候補にする。タブレットの用途は和了時の一発判定でありリアルタイム認識(YOLO)は過剰 — API方式なら実装約1日・モデル保守ゼロ・AGPL問題も消える。ただし ①牌1枚99%正解でも14枚全正解は約87%のため「候補を表示→タップで修正→確定」の確認UIが前提 ②写真の外部送信が生じるため表記・同意の変更が必須 ③オフラインでは使えない(おまけ機能と明記)。点数計算そのものをChatGPTにやらせるのは不可(符計算の信頼性がない — 計算は必ず score.js)。
Day 10 8/19(水) — エビデンス&表現チェック
Day 11 8/20(木) — 実機テスト
🚀 Day 12-14: 営業キット・公開・打診開始
最終3日で「売れる形」にする。製品が90点でも営業キットがなければパイロットは始まらない。
Day 12 8/21(金) — 営業キット
Day 13 8/22(土) — 本番デプロイ+最終検収
Day 14 8/23(日) — パイロット打診開始
🚦 GO/NO-GO ブロッカー(5)
📦 配布戦略 — 老人ホームへの広げ方 (Week 3〜)
「教材をどう配るか」はチャネルの掛け算。まず直販パイロットで実名事例を作り、それを入場券に協会・素材サイト・卓レンタル業者へ広げる。
💰 決裁と費用の現実: レク教材は介護保険適用外(厚労省 老企第54号 —「教養娯楽費」として利用者実費 or 施設負担)。決裁者は施設長で、月1万円以下・初期0円なら法人本部稟議なしの即決圏内。介護テクノロジー導入補助金は「記録・請求連携」が要件のためレク単体アプリは対象化しにくく、当てにしない。
チャネル一覧(優先順)
| チャネル | アプローチ | 難易度 | 時期 |
① 麻雀特化デイサービス直販 (ウェルチャオ・こもく・カジノ型デイ 等) | 運営本部へ問い合わせ→1事業所で無料デモ。点数計算・進行の職員負担が既に顕在化しており課題適合が最も高い | 低 | Day 14〜 |
② 麻雀レク既導入の一般施設 (みんなの介護 全国1,926件 ほか麻雀タグ対応5サイト) | 施設長宛て電話+A4提案書持参。FAX DMは返答率が低いので件数勝負の補助線 | 中 | Week 3〜 |
③ 介護レク素材サイト協賛 (介護レク広場・介護アンテナ 等) | 大活字早見表・役一覧を無料素材として協賛提供→アプリへ誘導。広告掲載枠が公式に存在 | 低 | Week 3〜 |
④ 麻雀卓メーカー・レンタル業者バンドル (AMOS・マツオカ・ささき 等) | 施設向け卓レンタル(月12,000円〜)にアプリ同梱を提案。先方が組む動機=事例が必要 | 中 | 事例1件後 |
⑤ 健康麻雀団体との提携 (日本健康麻将協会・日本認知症予防マージャン協会 等) | 実名事例を持って打診。協会は行政協働の実績が豊富で、公認が取れれば最も防御的なチャネル | 高 | 3施設達成後 |
| ⑥ 自治体 介護予防・総合事業(通いの場) | 年度予算サイクルのため、秋〜冬に翌年度企画として社協・地域包括支援センターへ。健康麻雀は品川区等で採用実績あり | 高 | 2027年度企画 |
| ⑦ ケアマネ・生活相談員 | 教材の決裁権はないため直接販売先ではない。「麻雀レクのある施設」という集客差別化を認知させ、施設側の導入動機を作る間接ルート | 中 | 常時 |
パイロット実行チェックリスト(3施設まで)
🥽 スマートグラス版との関係: 本MVPはグラス版(smartglass-yaku-spec.html)の先行市場開拓を兼ねる。パイロット施設は9月のC-2(老眼)ゲート合格後、グラス版上位商品の最初のテスト先になる。教材で作った施設との関係・協会との関係が、そのままグラス版の販路になる設計。
🏛 法人化・資金調達 準備 (9月〜) — CF企画LPはこちら
Makuake は個人事業主のままでも実行可能(公式ヘルプ明言)。ただし売上計上・特商法表記・FUNDINNO審査の一貫性から「法人名義で Makuake を実施」を推奨 — 逆算すると 9月中旬着手 → 10月上旬設立 → 11月中旬公開。設立実費は電子定款+手数料軽減で約17〜19万円、ランニングは年約50万円。
今週中 (8/9-8/10) — 3つの意思決定
9月中旬〜10月上旬 — 設立実務(実費 約17〜19万円)
10月〜 Makuake 準備(法人名義)
2027年2月〜 FUNDINNO 準備(株式型CF)
💰 逆算サマリ: 8/10〜8/23 MVP → 9〜10月 パイロット3施設+法人設立(9月中旬着手) → 10月中旬 Makuakeエントリー(法人名義) → 11月中旬〜12月末 公開 → 2027年1月 入金・履行 → 2〜3月 FUNDINNO面談 → 夏 募集開始(2,000〜5,000万円・新株予約権型)。
📚 エビデンスと根拠(出典)
教材・営業資料で引用する際は「効果が示唆されている」の表現で。断定(「予防できる」)は使わない。
- Zhang et al. 2020(RCT・MCI高齢者56名): 週3回×12週間の麻雀で全般認知(MoCA-B)・実行機能・生活機能が改善。Frontiers in Neurology
- Cheng et al. 2014(クラスターRCT・認知症入居者110名): 週3回×12週間の麻雀群は9ヶ月後MMSEが対照比+4.5点。進行した認知障害でも機能維持を示唆。Am J Geriatr Psychiatry
- 2024年 クラスターRCT(施設入居者): 麻雀群はCDR-SB(認知症重症度)の悪化が有意に緩やか。International Psychogeriatrics
- 2024年 スコーピングレビュー: 注意力・記憶の改善を示唆しつつ「さらなるRCTが必要」と留保 — 誇張表現をしない根拠。J Prev Alzheimers Dis
- UI基準: WCAG 2.1 / JIS X 8341-3:2016(コントラスト4.5:1・タップ44px以上・テキスト併記・時間制限なし)
- 施設のデバイス実態: 特養Wi-Fi整備95.1%・居室は45.3%(全国老人福祉施設協議会調査・2025年1月公表)/タブレット活用事業所28.6%(介護労働実態調査)/80歳以上のスマホ利用18.7%(総務省 通信利用動向調査 2024)→ 職員介助+オフライン前提の根拠
- 市場・価格: レク系SaaS実勢=エクサポ 月9,000〜13,000円・初期0円・2週間無料(exapo.jp)/麻雀可の老人ホーム 全国1,926件(みんなの介護・2026-08確認)。同種の麻雀タグ検索: ケアスル介護・みんかい・介護のほんね・マイ介護ホーム(470件)/施設向け卓レンタル 月12,000円〜(太陽化学AMOS)
- 制度: レク材料費は介護保険適用外・教養娯楽費として実費徴収可(厚労省 老企第54号)/健康麻雀の行政採用実績: 品川区×日本健康麻将協会(kenko-mahjong.com)
- 法務: 賭けない健康麻雀は賭博罪非該当。ただし営業として卓を設け遊技させる形態は風営法4号許可の論点になり得るため、無償レク・教材の枠を超える展開時は要再整理。遊技結果への賞品提供は不可(風営法23条)